他人事ではない『下に見る人』

軽いエッセイとして書かれているこの本、けっこう怖いというか直視したくない人間の本質が指摘されていて、自分は違うと否定したいところですがそれができません。

東京生まれでお嬢様女子校育ちという筆者は、やはり自分のようなローカルな地域生まれで公立校育ちとは違うと、他の本を読んでいても感じることです。この本『下に見る人』では、まさにこういうことで人は人を下に見るということがわかります。私は地方出身というほどの地方ではないし・・と思うことで、私もそうやって人を下に見ているわけです。

苦笑いしながら読んだのが《ニックネーム》のところです。子供ならではのあまり考えない残酷さで、同級生にへんなニックネームをつけて、それがずーっと続いていくという話は、確かに私の知っている人でもそういう人いたと、その人にもしも会ったら当時のニックネームは使わないようにしようと誓いました。

《就職活動》のところは、筆者のときと私のときではだいぶ違うので、あまりピンとこなかったです。なんだかんだいっても当時は楽だったのだなとしか思えません。とはいえ就職した後も働き続けるかどうかなど、いろいろな壁があることはわかるので、けっきょくは楽ではないのですが・・。

この本には、これから先の私自身や友人たちに当てはまりそうなことも書かれていて、こういうとき私はどうふるまえばいいのか、なんてことまで考えました。

この本は読む人の年代、生まれ育って地域などで感想が違うのではと思います。