携帯のない青春

筆者の酒井順子さんは、もしかしたら今でも”負け犬”という言葉の人だと思っている人も多そうです。あの本『負け犬の遠吠え』は、筆者が書いた多くの本の中の1冊なのですが・・。

『携帯のない青春』は、酒井さんが小学生のころから大学生までの年代のときに流行ったことについてのエッセイ集です。取り上げられていることはほとんど、私も知っていることばかりなのですが、私にとっては、リアルタイムで知っていてもさほどよく知らないことだったり、だいぶ後になってから知ったことが多くて、当時はそんなふうになっていたのかとか、そういう意味があったのかとか、いろいろ新たに知ることがたくさんありました。

たとえばピンクレディー、私にとってのピンクレディーは幼いころに振付をちょっとまねていたらしいということをうっすら覚えている存在ですが、酒井さんにとってはデビュー当時から人気が低迷するまでをしっかり見ていたアイドルです。金八先生は保育園に通っていたころに初めてのシリーズが放送されていたから、当時見た記憶がありますが、こちらもよくは覚えていません。女子高育ちの筆者にとっては疑似共学体験ができるドラマだったそうで、そういう見方もあるのかと共学育ちの私は思いました。ドラマと現実もまた違うのですが・・。

その他、ここ数年よく聞いているYMOやテクノ音楽についてや今でも活躍しているユーミンなど、興味深い内容のエッセイ集です。