スラムダンクはとにもかくにも描写がすごい

バスケ漫画の傑作だと思うのがスラムダンクです。私はバスケにはまったく興味がありませんでしたが、それでもスラムダンクには夢中になりました。キャラが立っていて、展開も熱いです。

試合描写も非常に分かりやすく、躍動感もあってまるで映像を見ているような感覚です。ラストの山王戦は史上最高の試合です。セリフや擬音を省いたシーンには鳥肌が立ちました。動きしか書かれていないのにボールの音や観客の声援、シュートが入る音などが聞こえてくるのです。卓越した描写力が、読者をマンガの世界の中に引き込み、まるで会場にいるかのような感覚を味あわせてくれたのです。この作者だからこそ描けるシーンだとつくづく思います。

またスラムダンクのいいところは相手チームを悪として描いてないところです。相手にも負けられない理由や信念があり、それが試合を通して伝わってくるため、主人公チームだけでなく相手チームにも感情移入してしまいます。中でも陵南と海南が好きで、この二チームが戦ったとき、どちらにも負けて欲しくないという思いがあって、どっちを応援すればいいか分からなくなったほどです。

敵チーム魅力的に描かれているからこそスラムダンクは面白いです。主人公チームだけでなく、敵チームの成長も感じ取れる描写も多く、そこが他のスポーツ漫画とは違う部分だと感じます。

私はあまりにも好きすぎて何度も繰り返し読んでいますが、その度にハラハラドキドキします。展開が分かっていているのにも関わらず、先が気になるのですから本当にすごい漫画だと思います。