十二本の刀を巡る物語「刀語り」

刀語り」は、ヒットメーカー・西尾維新先生の、代表作の一つです。
全十二巻で、一冊ごとに、名匠が作った異なる刀が出てきます。
舞台は、江戸に似たどこかの世界。
主人公の一人・とがめは、もう一人の主人公・七花という青年をスカウトしに、彼が住む無人島へやって来ます。
七花は、武器を持たない武術「虚刀流」の後継者。彼ら家族はある理由から、この島に流されました。
そして、その理由は、亡きとがめの父親に深く関わるものでした。
深い因縁で結ばれた二人は、タッグを組んで旅に出ます。
その目的は、伝説の刀鍛冶が生み出した、悪名高い十二本の刀を集めること。
とがめの真の目的である、将軍との対面の為に……。

狡猾な策士とがめと、世間知らずな七花。
でこぼこな二人は各地で敵と渡り合い、刀を集めるうちに、少しずつ互いを知っていきます。
刀はそれぞれ特性を持っており、中には鎧にして刀、または少女の人形を模した刀など、不思議な形態の物も。
二人は見事目的を果たし、将軍との拝謁、そしてその先の野望を叶えることが、出来るのか。
そして、二人の淡い恋はどうなるのか。個性豊かな刀の持ち主達や、戦いの描写も見所ですが、やはり二人の行く末が気になります。
暗雲立ち込めるラスト、伝説の刀鍛冶の計画と、とがめ達の旅はどこへ行くのか。
ハラハラしながら、読み進めてしまいました。