父の詫び状 向田邦子

数あるエッセイの中で、色あせない名作としておすすめできる本がこの『父の詫び状』です。 向田邦子というと、「寺内貫太郎一家」や「あ・うん」などのテレビドラマで聞き覚えがある方もいらっしゃるかもしれません。 若い方であれば「字のないはがき」というエッセイを、国語の教科書で読んだ方もいるのではな... Read More

アミ 小さな宇宙人

この本はあの有名なさくらももこさんが絵を担当されています、普段は宇宙人と書かれた本は興味がないのですが、絵がとてもかわいらしかったので読んでみようかなと思って手にとりました。 世界11ヵ国に訳されたというロング、ベストセラーになっているというので期待していましたが、予想以上の内容でした。 ... Read More

官僚系薩摩隼人の悲劇の運命!『薩摩燃ゆ』

本日は安部龍太郎作『薩摩燃ゆ』をご紹介します。 この小説は調所広郷という幕末の薩摩藩の家老を務めた人物を描いた2004年に発表された作品です。 広郷は薩摩藩でも下級の武士の出でありながら、前の藩主であり薩摩の再興を果たした英傑でもある島津重豪に見いだされ出世した人物で、現在でも特に鹿児島で... Read More

「カバンはハンカチの上に置きなさい」感想文

ビジネス書としてはとても読みやすい部類に入ると感じました。 私は自分から進んでビジネス書を読むことはありませんし、ありきたりのことが書いてある自己啓発本は嫌いなジャンルにさえ入っていますが、この本は今までに見たことのない実践法があり、とても刺激を受けました。 著者自身が本を読まないし、啓発... Read More

ダブルアーツ

古味直志先生による初のジャンプ連載作品であるダブルアーツ。 この作品はトロイと呼ばれる透明になって消えてしまう病気を治療して周る、自らも感染している少女・エルーが、その患者に触れても病気に罹らない少年・キリと出会う事で物語が始まる正統派のファンタジーです。 透明化する末期症状が発症してしま... Read More

ヒカルの碁の魅力について

囲碁の漫画ですが囲碁のルールを知らなくても楽しく読めてしまう漫画です。これは本当に驚きでした。僕が抱いていた囲碁のイメージは、お年寄りがやる難しくてつまらないゲームといったところで、もちろんルールなど知りません。ところがヒカルの碁を読み始めるとサクサクと読めてしまいます。対局自体は短くさく... Read More

暗闇の世界の、ニンジャアクション「ハンターダーク」

本作は、秋田禎信先生のSF忍者アクション小説です。 舞台は、真っ暗闇の地下世界。捨てられたガラクタがいっぱいで、天井からはオイルの雨が降り注ぎます。 そんな場所で目覚めたのは、一体の機械人。 覚えているのは、自分の名前がハンター、ということだけ。 高く跳べる身体、闇でも見える目。地下世界に... Read More

許されない相手との恋「海猫」

本作は、谷村志穂先生の小説です。 昭和の北海道が舞台で、主人公は、ロシアの血を引く女性・薫。 あまりに際立った美貌の彼女は、繊細過ぎる心もあり、孤独な半生を送ってきました。 そんな彼女が嫁いだのは、漁師の邦一。 逞しい身体に豪快な気性、腕利きの漁師である邦一のもとで、薫は初めて、安らぎを見... Read More

十二本の刀を巡る物語「刀語り」

「刀語り」は、ヒットメーカー・西尾維新先生の、代表作の一つです。 全十二巻で、一冊ごとに、名匠が作った異なる刀が出てきます。 舞台は、江戸に似たどこかの世界。 主人公の一人・とがめは、もう一人の主人公・七花という青年をスカウトしに、彼が住む無人島へやって来ます。 七花は、武器を持たない武術... Read More

伝奇ラブロマンス「黒塚 KUROZUKA」

「黒塚」は、夢枕漠先生の、血みどろな伝奇ラブロマンス小説です。源平合戦の時代から、近未来まで、時を越え、ただ一人のパートナーを探し続ける男女の姿を、吸血鬼伝説と絡めて紡いでいきます。 主人公の九郎は、あの「源義経」。供の弁慶と共に逃亡の最中、山深い一軒家に暮らす、不思議な美女「黒蜜」と出会... Read More